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栄養療法とは

gdmクリニックの診療は偏っています。3分診療で済むような診療ではなく時間のかかる栄養療法、胃や大腸の内視鏡検査をメインに診療していますので、完全予約制にしています。しかし、栄養療法はまだ認知度が低く一般的にはまだ殆ど知られていません。電話で「当院は栄養療法で治療していますが、ご存じですか?」と確認をして予約をお取りしていますが、「栄養療法ってなんですか?」と言う方も少なくないです。分子整合栄養医学とは、ノーベル化学賞と平和賞を受賞したライナスポーリング先生が提唱したもので、「人間の身体は全て食べた食事の栄養からできており、身体を構成する細胞に必要な分子(アミノ酸、亜鉛、カルシウム、鉄、各種ビタミンなどの栄養素)の不足や乱れが病気や老化の原因になるため、細胞の分子濃度(栄養状態)を正常な状態に整え合わせることで、病気や老化を治療・予防する」というものです。この分子整合栄養医学の理論に基づき、詳細な血液検査で不足栄養素をチェックし、治療用に開発された高濃度のサプリメントを補充する治療のことを分子整合栄養療法といいます。
植物や和牛をいい品質のものに育てるには栄養が大切だということはみなさん認識されていると思います。人間も同じでいい栄養を摂らないと健全な精神と肉体は手に入りません。しかし、そのことを理解して食事を摂っていない人がかなりいます。そのため現代人は実は隠れ栄養欠損状態にあるのです。
慢性疾患の多くは細胞の栄養欠損が原因なので、不足栄養素を至適量摂取することが根本的な問題解決になります。薬による治療は症状を抑えるものなので、薬を飲むのを止めるとまた症状がでてきます。栄養療法は根治を目指したい方にお勧めの治療方法です。