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薬が増える治療は診たて違いでは?

倦怠感を訴えて内科を受診しても、検査結果に異常がなければ心療内科を紹介されてしまうことが少なくありません。心療内科では問診結果で、うつ病、身体表現性障害などという病名がつきます。検査結果に基づいた診断ではなく診察した医師の主観で診断名が決まってしまいます。よくSSRIという抗うつ剤を処方されますが、効かないことが多いです、また薬の副作用で症状がさらに悪化する場合も少なくありません。ここで心療内科の治療に見切りをつければいいのですが、まじめに通院して症状を訴えると薬が増えます。最初の診たてが間違っているので薬が増えても症状は改善しません。症状が改善しないと伝えるとさらに薬が増えてあっという間に5種類くらいの薬を服用させられることは珍しくありません。
薬がどんどん増えるというのは、最初の診たてが間違っている可能性が大です。精神疾患ではなく、栄養欠損が原因の場合は抗うつ薬は効かないどころか逆に体調を悪化させてしまいます。原因不明の倦怠感や意欲の低下は、鉄不足や機能性低血糖などが原因であることが多いです。鉄不足の場合は、ヘム鉄の摂取を行いますし、機能性低血糖症の場合は食事療法になります。
心療内科の薬を飲んでも症状が改善しない、薬の種類がどんどん増える、と言った場合は栄養欠損が原因かもしれませんので、早めに分子整合栄養医にご相談ください。心療内科の薬を長期飲んでしまうと離脱に時間と労力がかなりかかってしまいます。