blog
息子が「ざんねんないきもの事典」を読んでいます。gdmクリニックを受診される患者さんの多くは既に何らかのサプリメントを自分で買って飲んでいます。どんなものを飲んでいるか見せてもらうのですが、〇〇ハーブとかでネットで買ったもの、ドラックストアやコンビニで売っているもの、漢方薬局で牡蠣エキス〇〇のようなもの、などが殆どです。分子整合栄養医からすると「ざんねんなサプリメント」ばかりです。
サプリメントの摂取には目的があります。どこの細胞、組織を元気にしたいかで摂取する成分が違ってきます。病態、生化学、生理学を考え栄養素を選択しないといけません。また、ビタミンAやビタミンEは天然かつクルードなものを摂るべきです。プロテインもプロテインスコアが100で分子量が小さいものがよいです。マルチビタミンミネラルで摂取するのではなく、ビタミンA、ビタミンB群、グルタミンなど不足に応じて高容量の単体で摂取していかないと細胞の分子濃度がなかなか是正されません。
鮨も米を炊いてシャリをつくりスーパーで刺身を買えばそれなりの形のものが握れますが、ミシュランの星がついている鮨屋さんの握る鮨とは全く別物なのと同じで、栄養素もそれなりの経験と知識がある分子整合栄養医が選んだものは市販のものとは全く別物なのです。