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市販のサプリメントは治療に適していません

市販のサプリメントをご自分で買って飲まれている人が多いです。gdmクリニックを受診される方の多くも、何らかのサプリメントを自分で買ったり漢方薬局でサプリメントを勧められたりして既に飲んでいます。しかし、血液検査をしてみると栄養状態はよろしくありません。飲んでいなかったらもっと悪かったかも、と思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。市販のサプリメントは、基本的に厚労省が定める「日本人の食事摂取基準」に基づいて含有量が設定されます。この食事摂取基準とは、栄養不足で病気(脚気や壊血病など)を発症しない最低限の摂取量を書いています。ですから、栄養欠損が顕著の方の細胞の分子濃度を理想的な状態に戻すほどの量は含まれていません。
gdmクリニックで処方された栄養素ではなく、処方案を見てご自分で海外でサプリメントを買って自己治療している人もたまにいますが、含有量は少ないので血液データの改善がなかなか得られません。分子整合栄養医が処方する栄養素は含有量が多いのでどうしても市販のサプリメントに比べると金額が高くなりますが、グラム換算するとむしろ割安になります。栄養療法は容量依存性に治療効果を発揮しますので、とにかく摂取量が重要です。