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不妊治療が保険適用に!?

菅首相は少子化対策として、不妊治療への保険適用を実現すると言ったことが話題になっています。体外受精・顕微授精は高額でうまくいかなくても費用が発生します。費用は数百万かかる人はざらで1000万円超える人もいるそうです。そういう意味では保険適用になると負担が大幅に減ってよいと思います。しかし、問題点もいろいろ指摘されています。自由診療は制約なしに医師が使いたい薬や手技が使えますが、保険診療には細かい規則があり、使える薬剤などに制限がでるはずです。そのため不妊治療の質が落ちるのではないかと危惧する人もいます。また、卵子の関係で妊娠にはタイムリミットがありますので、年齢制限を設けるかどうか、何歳で区切るかということが問題になると思います。いずれにせよ、早い年齢から妊娠対策をする必要があります。
卵管、卵子、子宮、精子などに問題ないけれど妊娠しない人が少なくありません。原因がはっきりしない不妊症のことを機能性不妊症とか原因不明不妊症と言います。原因不明不妊症の多くは栄養欠損が関係しています。栄養欠損があるまま体外受精をしてもなかなか着床しません。着床したとしても流産や早産になる可能性が高いです。
体外受精などの不妊治療が保険適用になったら、これまで自費で支払っていた高額な費用を栄養療法に使える人も増えるかもしれません。栄養療法を併用しながら体外受精をすると妊娠する確率が大幅に上がります。こういう点では不妊治療が保険適用になるのは経済的にも赤ちゃんの成長のためにもプラスになるかと思います。