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気分が落ち込む、意欲が湧かない、わけもなく涙があふれる、身体がだるい、頭痛がする、睡眠障害、などの症状が出た場合、多くの方は内科受診して血液検査で異常がない場合は心療内科を紹介されます。心療内科では問診をされ、上記のような症状を訴えるうつ病と診断されます。そしてSSRIというタイプの抗うつ剤を処方されます。一部の人には効果があるようですが、薬が効かずあっというまに処方される薬が増えて1日10粒ほど飲んでいる人も珍しくありません。薬が増えるということは診断、治療が間違っているということです。
女性や成長期の子どものうつ症状は栄養欠損が原因であることが殆どです。女性は月経で鉄やタンパク質を失います。出血するということは鉄を失うだけでなくタンパク質も失っています。血液はタンパク質、鉄、ビタミンB群などから作られているからです。また、背が急激に伸びている思春期の子は、骨の成長などに鉄やタンパク質などの栄養素が大量に必要とされますので、栄養欠損に傾いている子が多いです。脳の心を安定させたりやる気をださせたりする神経伝達物質セロトニンは、アミノ酸・鉄・ビタミンBなどから合成されます。ですから、月経のある女性、成長期の子、肉を食べない人はセロトニン合成に必要な栄養素が不足しますので、うつ症状がでることは珍しくありません。
うつ病と診断された場合、すぐ抗うつ剤を内服するのではなく、分子整合栄養医学的な血液検査を受けて、セロトニン合成に必要な栄養不足があるようなら、まずは栄養療法で治療することをお勧めします。