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10代の女性で3年前くらいから胸に皮膚炎が出現し、皮膚科でステロイドや抗真菌剤を処方されるも全く改善しない方がいました。gdmクリニックでは亜鉛華軟膏を処方したり強酸性水で消毒してもらったりしましたが改善が見られませんでした。幼少期からアトピー性皮膚炎でステロイドを塗っていた箇所なら再発しやすかったり治りkが悪かったりするのですが、そういう病歴はなくいきなり高校生になってから出現した皮膚炎だったので、遅延型アレルギーによる皮膚炎を疑いIgG抗体を調べてみました。卵に反応が強かったので卵の摂取を中止してもらいました。卵を止めると、数年続いていた皮膚炎がきれいに治りました。薬の内服や外用は全くしていません。
肘、膝、首などのアトピー性皮膚炎の好発部位でない場所の皮膚炎、成人になって急に発症した皮膚炎などは遅延型アレルギーが関与している可能性がありますので、なかなか改善しない皮膚炎でお困りの方はには遅延型アレルギーの検査をお勧めします。原因不明の頭痛、倦怠感なども遅延型アレルギーが関係していることもあります。尚、遅延型アレルギー検査は、アメリカに検体を送る自費の検査なので3万数千円(為替レートで変動)の費用がかかります。