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テレビで頭痛・生理痛に○○というCMをよく見かけると思います。生理と頭痛はきってもきれない関係にあります。女性は生理の影響で鉄を失うので鉄欠乏に陥っている人が殆どです。鉄が不足すると様々な症状がでます。頭痛は鉄欠乏でよく起きる代表的な症状です。その他に、めまい・耳鳴り・日中の眠気・思考力低下・気分の落ち込みなどもよく起きる症状です。
生理の際にPG(プロスタグランディン)という物質が産生されますが、PGが過剰になると子宮収縮が過度になり月経痛がひどくなりますが、鉄不足でも月経痛が強くなることがあります。なぜなら、鉄は粘膜の材料として重要で、子宮内膜の健全化に欠かせないからです。また子宮頸がんの細胞診でclassⅢなどの結果がでる人がいますが、これも鉄やビタミンAの不足で粘膜の状態が悪いことが原因の場合が少なくありません。
鎮痛剤は対症療法にすぎませんし、胃痛などの副作用も起きます。頭痛・生理痛改善には、PG代謝を改善させるγリノレン酸、頭痛改善や粘膜健全化に欠かせないヘム鉄などの摂取をお勧めします。