抗がん剤による脱毛を軽減

ある種の抗がん剤には副作用として脱毛があります。頭髪が抜けてしまうことは精神的なダメージが強く、治療継続の妨げにもなります。海外では、抗がん剤の脱毛を抑制するために頭皮冷却装置が使われています。抗がん剤は分裂の速い細胞に影響を与えます。骨髄、小腸粘膜、毛乳頭細胞などは分裂が早いので抗がん剤の影響を受けて、白血球減少・下痢・嘔気・脱毛などの副作用がおきます。頭皮冷却装置は、頭皮を冷却して毛乳頭細胞への血管を収縮させ抗がん剤の影響を低減させて抜け毛を防ぐというものです。このたびリーブ２１が国産の頭皮冷却装置を開発したことが記事になっていました。
頭皮冷却は脱毛を軽減するには有効な手段だと思います。分子整合栄養医学的には、細胞の分化にはビタミンＡ、分裂には亜鉛が欠かせません。ビタミンＡ、亜鉛、ビタミンＢ群などの補給で脱毛の軽減を図っています。抗がん剤による脱毛の軽減を図りたい方はご相談ください。