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クリニックによく営業電話がかかってきます。人材派遣、電話関連、健康食品などなど。診療時間内の忙しい時に電話をかけてきて、私に代われと要求します。まず、相手の立場、状況を考えていない時点でそんな営業マンはアウトです。ピーピー鳴るFAXや削除しするのが面倒なメールでの営業も迷惑です。郵送物なら手が空いた時に目を通すこともありますが、FAXやメールの方がコストが安いのでしょう。20年近く診療をしていて電話での営業で必要だったものなど何一つありません。求めていないもの、ニーズのないものの営業ほど迷惑なものはありません。今の時代、必要なものがあればネットで検索して自分からアクセスできます。
私の知人でgdmクリニックの宣伝をしてくれ方がいます。その方曰く「宣伝しているのに、なかなかみなさん受診されませんね。お金はいっぱい持っている人たちなのに」と。栄養療法もニーズがなければ受診動機になりません。標準治療ではよくならない疾患や症状(起立性調節障害、うつ症状、慢性疲労症候群、不妊症、おとなニキビ、皮膚炎、がん治療など)がある人がたどり着くのが栄養療法です。困った症状がなければ栄養療法などよっぽど意識高い系の人でないとしません。症状がなくても栄養療法をされる方は、病気の予防やアンチエイジングが目的です。私としては、症状が出てからでなく、予防的に普段から自己健康管理をもっと多くの方にしていただきたいと思っていますし、私の師匠も自分の健康は自分で管理することの重要性を常におっしゃっていました。そのためには、身体の仕組みや栄養素の働きを知る必要があります。