サプリメント選び

「○○のメーカーのサプリメントを扱っていますか？」「どこのメーカーのサプリメントを使っていますか？」といった問い合わせが時々あります。多くの方は有名メーカーなら安心、アメリカ製が含有量が多くてよい、などと思っているようです。しかし、サプリメントは奥が深いのです。適正製造規範（Ｇｏｏｄ　Ｍａｎｕｆａｃｔｕｒｉｎｇ　‘Ｐｒａｃｔｉｃｅ：ＧＭＰ）の認定を受けた工場で生産されていることは当然ですが、内容・ラインナップも重要です。まずライナップにプロテインがないところはだめです。タンパク質が基本中の基本の栄養素だからです。プロテイン以外にも必須アミノ酸、グルタミン、ＢＣＡＡなどのラインナップも治療には欠かせません。栄養療法ではマルチビタミンはあまり使いません。不足している栄養素を単体で組み合わせて摂取していきます。ビタミンＡ（レチノール＆カロテノイド）、ビタミンＥ（トコフェロール＆トコトリエノール）、ビタミンＢ群、ナイアシン、ヘム鉄などそれぞれ単体で不足に応じた量を摂取しないと細胞の分子濃度を正常化させるのは困難だからです。また、ビタミンＡ、ビタミンＥなどは天然のものでなければいけません。さらに言うと、分子量、吸収率、配合なども重要になります。こういった栄養素を単体でちゃんと揃えているメーカーのもを使わないとうまく治療ができないのです。サプリメントは一見同じように思えても分子整合栄養医から見ると似て非なるものが殆どなのです。