blog

不妊症の遠隔診療

新型コロナウイルス感染症の影響で、テレワーク、オンライン飲み会、オンライン診療などがTVの情報番組で取り上げられています。gdmクリニックではオンラインによる保険診療は行っていませんし、行うつもりもありません。やはり、直接対面して問診や診察をしたほうがよい診療ができる、よい人間関係が築ける、と思っているからです。ただし、不妊治療による自費の遠隔診療は数年前から実施しております。栄養療法による不妊治療は当然内診はしませんし、殆どの方が既に産婦人科で通気テストや超音波検査、内診をされていますのでその結果をお聞きすれば事足ります。しかし、血液検査に関しては産婦人科や内科での検査は、項目数が少ない、知りたい検査をしていない、という関係でgdmクリニックが指定する項目をお近くの医療機関で自費で検査をしてもらう必要があります。そして、そのデータをgdmクリニックに送ってもらい、血液解析と栄養処方を行っています。栄養療法は、自然妊娠を希望される方だけでなく、体外受精や顕微授精をしている方に是非行ってもらいたいです。妊娠着床できない原因の多くは、細胞レベルでの栄養不足があるからです。受精に必要なエネルギー産生、卵巣・精巣機能維持、子宮内膜の健全化、着床妊娠の維持などにはタンパク質・鉄・亜鉛・各種ビタミンなどの栄養が必要です。栄養欠損を放置したまま妊娠した場合、流産や早産のリスクが高くなります。早く不妊治療の効果をだすためにも栄養状態の改善は欠かせません。
なかなか産婦人科での不妊治療がうまくいかない場合は、栄養欠損が背景にある可能性が大です。産婦人科でもサプリメントをだしているところが最近少しずつ増えているようですが、扱っているサプリメントは分子整合栄養医からみると?というもの(成分、含有量、処方量など)が殆どです。サプリメントの摂取をされる場合は、是非とも栄養素の専門家である分子整合医にご相談ください。

不妊症の遠隔診療についてはここをクリック