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マクロビで栄養不足

マクロビオティックという不健康法?があります。マクロビオティックとは、玄米などの穀物を中心に、野菜、海藻、豆などを食べる食事法です。つまり、肉、魚、卵などの動物性食品を食べない食事法です。いまだにマクロビや小食を推奨する医師がいるのには呆れます。人間は牛ではないので草(野菜)だけ食べていてはどうしても不足する栄養素がでてきます。牛には4つの胃があり胃内に微生物がたくさん棲んでいて、アミノ酸などを作ってくれるのであんなに大きい筋肉を作れますが、人間は草食動物ではないのでそのような胃腸は持っていません。特に女性がマクロビをすると、栄養不足になってしまいます。タンパク質、鉄、亜鉛、ビタミンB群、脂溶性のビタミンなどが欠乏します。メタボな男性がマクロビをするのは減量のためにはよいですが、生理のある女性には禁忌と言ってもいいくらいです。不妊改善のためにマクロビをして体調悪化してgdmクリニックを受診される方も時々います。
野菜に含まれている鉄は非ヘム鉄なので吸収が殆どされません。大豆はメチオニンという必須アミノ酸が少ないのでプロテインスコアが悪くアミノ酸の利用効率が悪い食材です。またビタミンB12は野菜には含まれていませんし、ビタミンB6も植物性のものは力価が低いです。玄米食は、亜鉛、カルシウム、鉄などの吸収を阻害してしまいます。成長期の子ども、生理のある女性は野菜よりも肉、魚、卵などの動物性食品を積極的に摂取した方が健康のためにはよいです。