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慢性的な疲労、朝起きられない、意欲の低下、だるさなどの症状があってもすぐに医療機関を受診せずに、自分で栄養ドリンクを買って飲んだり、整体に行ったりして改善を計ろうとする人が少なくないようです。整体の先生に身体がダルいと伝えると、副腎が疲れているのでは?と言われたと言う患者さんが少なくありません。疲労を呈する病態はいろいろあります。原因に応じた治療をしなければ改善しませんので、まずは問診と血液検査を行います。鉄欠乏、機能性低血糖症、副腎疲労症候群、遅延型アレルギー、甲状腺機能低下症などを考えて検査を行います。圧倒的に原因として多いのは鉄欠乏です。生理のある女性、成長期の男女の多くは鉄欠乏に傾いています。次に多いのは機能性低血糖症で、パン・麺類・アイス・チョコ・スナック菓子などを多く食べる人に起きる病態です。副腎疲労症候群に陥っている人はさほど多くありません。症状が同じようでも原因が違うので当然治療方法も変わってきます。一般的な医療機関では機能性低血糖症、鉄欠乏、副腎疲労症候群、遅延型アレルギーといった病態が認識されていませんので、当然これらに対する検査もできません。慢性的な疲労感でお困りの場合は、分子整合栄養医に相談されるのがよいです。