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上海市で実践している高濃度ビタミンC点滴

上海市が新型コロナウイルス感染症の患者さんの治療に高濃度ビタミンC点滴療法を認めたというネット記事がでていました。西安交通大学第2病院から発表された声明によると、2020年2月20日午後、同済病院に入院していた深刻な肺炎症状の患者4人が回復した。同病院では、これまでで8人の患者が回復し、退院したそうです。ただ、何人に対して高濃度ビタミンC点滴を行ったのかは不明なので、奏効率は分かりません。
日本では高濃度ビタミンC点滴は保険適応になっていませんので自費で行っています。入院加療になった場合は、保険診療になるので自費の高濃度ビタミンC点滴は現状ではうけることはできないと思います。感染しても経口摂取ができる軽症の方は、ビタミンCを下痢するまで摂取(10g以上)、抗ウイルス作用のあるオリーブ葉エキスを摂取をされるのがよいかと思います。
とにかく感染を予防することが重要です。何度もブログに書きましたが、粘膜防御をしっかりすることが重要です。そのためには、ビタミンA、ビタミンD、グルタミンを含むタンパク質、鉄(フェリチンが低い場合は)などが重要になります。NK活性を高めてくれるビタミンC、腸管免疫を刺激するFK-23菌(加熱処理乳酸菌)などの摂取も予防に効果的です。あとは、睡眠、休息、禁煙なども重要になってきます。
とにかくこの難局を乗り切っていきましょう。