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細胞のの死にはネクローシスとアポトーシスがあります。抗がん剤などの毒性物質を使ってがん細胞をやっつけると、がん細胞は膨張して壊死(ネクローシス)するのですが、その際に内部からさまざまな悪い物質が放出されます。この分泌物が周辺細胞に炎症を起こして悪影響を与えます。またがん細胞に存在する微小壊死部位は,抗がん剤や放射線が効きません。一方のアポトーシスは細胞の自死ともいい、周囲に悪影響を及ぼさない死に方です。アポトーシスの場合、細胞の核が凝集し最終的にはマクロファージによって貪食されて、死んだがん細胞はきれいに掃除されネクローシスのように周辺細胞に悪影響を及ぼしません。ですから、がん細胞が死に方は、ネクローシスではなくアポトーシスでの方が望ましいのです。
では、がん細胞をアポトーシスに誘導するにはどうすればよいでしょうか?まずは、ビタミンAやビタミンDによる分化誘導を起こさせることです。その他には、フコイダンがアポトーシス誘導作用があることが判っています。またフェカリス菌という乳酸菌と併用するとがん細胞をやっつけるNK細胞の活性が高まるということも報告されています。gdmクリニックでは、がん細胞をアポトーシスへの誘導するために、フェカリス菌、フコイダン、ビタミンA、ビタミンDなどを用いた抗がん対策を行っています。抗がん剤治療との併用も可能です。