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私はタバコを吸わないので新型タバコとはどういうものかよく分かっていませんでした。従来のタバコはタバコの葉を燃焼させるもので、新型タバコには「電子タバコ」と「非燃焼加熱式タバコ」の2つがあるそうです。アメリカでは若い世代が電子タバコの使用によると思われる重篤な呼吸器疾患で入院する人が後を絶たないそうです。日本でも加熱式タバコを吸って重い肺炎になるケースが報告されています。
米国のCDCの調査で呼吸器障害を発症した患者さんの肺の組織からビタミンEアセテートが検出されたそうです。このビタミンEアセテートには肺毒性があるとのこと。ビタミンEと聞くと身体によさそうなイメージがありますが、ビタミンEアセテートはビタミンEとは別物です。保険の薬でユベラというのがありますが、これも抗酸化を発揮するOH基を酢酸に置き換えているのでビタミンEのような抗酸化作用は発揮されません。いずれにせよ新型タバコには、依存性を有するニコチンだけでなく、大麻と似た成分のTHCやアレルギーを起こす成分、DNA損傷を引き起こす成分が含まれており決して安全安心なものではないようです。また未知の成分も多く含まれており、これらが相互に作用しあって新たな毒性をもたらす危険性も十分に考えられます。
低年齢のうちにニコチンを摂取すると依存性が高まりなかなかやめられなくなります。これは新型タバコにも言えることです。学校でもニコチン依存の危険性についてきちんと教育をするべきだと思います。