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腸内には、有用菌(善玉菌)、有害菌(悪玉菌)、日和見菌(平素はおとなしくしているが善玉菌が減ると悪玉菌と同じように悪さをする菌)が棲んでいます。この腸内細菌叢のバランスが乱れると、有害菌や日和見菌が暴れだして様々な体調不良が生じます。このような状態になった場合は、悪玉菌を減らす除菌治療が必要になります。ハーブやラクトフェリンなどで悪玉菌をやっつける治療をするですが、除菌治療開始して数日経って逆に体調が悪化する場合があります。具体的に言いますと、倦怠感、微熱、咳、頭痛、湿疹などの症状がでます。これは、悪玉菌やカンジダが死滅し、その菌の毒素が漏れ出てきたものが腸から吸収され全身にまわるためで、死滅反応と言います。10日前後でこの症状は落ち着いてきます。この死滅反応はピロリ菌の除菌でも時々でます。菌が死んでくれている証拠なので、死滅反応がでたからと言って除菌治療を中止してはいけません。腸内除菌が終わったら、それでおしまいというわけではありません。次は善い菌を増やすアプローチが必要になります。