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がん細胞のアポトーシスを促進させるナイアシン&ビタミンC

ナイアシン(ビタミンB)は、トリプトファンという必須アミノ酸から体内で合成できますが、合成過程は非常に効率が悪いですし、必須アミノ酸のトリプトファンを合成材料として利用されると食事で摂取したタンパク質のプロテインスコアが落ちてしまうので、食物やサプリメントからナイアシンを摂取する必要があります。
ナイアシンは様々な代謝反応の補酵素として働きます。例を挙げますと、セロトニン合成、アルコールの代謝などに必要です。その他には、中性脂肪低下、神経ミエリン鞘の維持、膵臓β細胞の保護作用などもあります。がん治療にも有効です。高濃度ビタミンC点滴や抗がん剤と併用すると、がん細胞のアポトーシス(自然死)を促進させる作用もあります。ナイアシン不足の人がいきなりナイアシンをたくさん摂取するとホットフラッシュが起きますので、ナイアシンアミドでの補給がよいかと思います。