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深田恭子さんが「だる重~」と言うアリナミンAのCMがあります。女性の多くは「だる重~」と感じている人が多いのではないかと思います。アリナミンAはビタミンB1が主な成分で、その他にはB2、B5、B6、B12が含まれています。ビタミンB1が不足すると疲労感や神経障害(脚気が有名)を引き起こします。アリナミンAの飲んでもだる重が改善しない場合は、ビタミンB群ではなく他の栄養不足を疑わなければいけません。
意欲の低下、だるい、気分の落ち込みを訴える女性は少なくありません。こういう症状の方はまず内科で血液検査をして異常がなければ、心療内科の受診を勧められます。女性の多くは生理の影響で鉄の貯金が少ない人が大半です。鉄はやる気を出す神経伝達物質であるセロトニン合成に欠かせません。またエネルギー産生にも欠かせませんので、鉄不足で意欲の低下、気分の落ち込み、だる重~、といった症状がよくでます。
血液検査でなぜ鉄不足が指摘されないかというと、今までも何度も書きましたが基準範囲のせいです。基準範囲は検査した人の95%が入るように設定されるので基準範囲に入っていても平均以下の場合は不足と診断すべきなのですが、基準範囲=正常範囲と勘違いしている人が殆どなので見逃されてしまうわけです。
意欲の低下、気分の落ち込み、だる重~、などの症状でお困りの方は、こういった症状で内科受診するも「異常なし」と言われた方、心療内科を受診するのに抵抗を感じる方などは、分子整合栄養医にご相談ください。