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何科ですか?

職業聞かれて「医師」と答えると「何科ですか?」と尋ねられることが多いです。分子整合栄養医と答えたいところですが、世間一般では知られていない科で説明しにくいので、とりあえず「いちおう内科医です」と答えることが多いです。初めてgdmクリニックのHPを見た人は、ここのクリニックはいったい何科なのか?一貫性のないとっちらかった治療をしているように思う人もいるのではないでしょうか?
殆どの慢性疾患の発症の背景には、細胞の分子濃度の乱れ=細胞の栄養不足があります。それぞれの臓器(脳、副腎、肝臓、小腸など)の細胞には本来あるべき理想的な分子濃度=栄養濃度というものがあります。理想的な栄養濃度から逸脱してくると、細胞の働きが低下して症状や病気を引き起こすわけです。HPの診療内容やブログの記事には、起立性調節障害、機能性不妊症(原因不明不妊症)、うつ病、皮膚炎、湿疹、副腎疲労症候群、月経不順、PMS、慢性疲労、貧血、頭痛、めまい、癌、黄斑変性症、円錐角膜、ドライアイ、翼状片、味覚異常、ドライマウス、大人ニキビ、肌の老化など挙げています。一見関連性や一貫性がないように見えますが、これらの病態のすべてに背景に栄養欠損という共通項があるのです。栄養欠損が背景にある疾患や症状はすべて栄養療法で対応可能と言えます。逆に栄養欠損が関与していない症状や病態の治療に対しては栄養療法は無力です。
大学病院などの大病院は呼吸器、血液、消化器、内分泌、腎臓、神経、精神などに主に臓器別に細分化されすぎています。特殊な病態などは細分化された専門医の治療が必要でしょうが、各臓器は独立して機能しているわけではなく、臓器には相関性があります。一つの臓器だけ診て治療してもうまくいかないことが少なくありません。また保険診療は、根治を目指しているのではなく薬で症状を抑えるだけなので一生通院しないといけないことも多々あります。栄養療法は、身体全体を診て治療計画をたてますし、根本原因の栄養欠損を是正するので最終的に通院しなくてよくなるケースも少なくありません。栄養素は保険が効かないので自費になりますので初期コストは高くなりますが、根治を目指した治療なので長い目でみると経済的(保険治療で症状が改善せず働けなくなる人も少なくありません)です。
薬物療法を長期間受けているがいっこうに症状が改善しない、薬の量がどんどん増えてきている、通院と仕事の両立が難しくなった、根本的な原因を正したい、といった方は、是非分子整合栄養療法をお受けになることをお勧めします。