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栄養療法や高濃度ビタミンC点滴による癌の補完治療

胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌などの固形癌は、まず外科的切除が必要です。その後、癌の進行の程度によっては抗がん剤治療や放射線治療が必要なことがあります。乳癌などはホルモン療法も行われます。外科手術やホルモン療法、場合によっては抗がん剤治療は受けるべきですが、同時に行った方がよいのが栄養療法です。師匠のクリニックには、外科手術・抗がん剤治療などの標準治療のみと標準治療+栄養療法による補完治療を受けた集団の予後を比較したデータがあります。アルブミンを高める、ヘモグロビンを高める、ビタミンAやDによる分化誘導を行う、高濃度ビタミンC点滴を併用するなどの栄養療法による補完治療を行った方の方が余命が長くなっています。しかし、日本の学会誌にこれらの論文を送っても栄養療法の論文など取り合ってくれないので、学会誌に載ることはありません。そのため、日本の医師は論文に載っていないからエビデンスがない(科学的根拠がない)と言って栄養療法など効果のない治療方法だと決めつけます。
癌の術後にヘモグロビン、アルブミンの値が低いから上げましょうと患者さんにアドバイスする医師は殆どいません。アルブミンの測定すらしていないことも多いです。免疫を維持するためにはアルブミンとヘモグロビンの値を高めておくことがなにより重要です。あとはビタミンAやビタミンDなどの細胞を正常な方向に正す栄養素やNK活性を高めたり癌細胞の増殖を抑制する高濃度ビタミンC点滴を行うことも癌に負けないためには欠かせません。