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砂糖入り飲料の摂取と一部のがんの発症リスクの上昇には関連があるとの研究結果が11日、英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(MBJ)に発表されました。調査結果によりますと、砂糖入り飲料を1日当たり100ミリリットル多く摂取するだけでがん発症リスクは18%上昇、乳がんに関してはリスクが22%上昇したとのことです。驚くことに100%果物ジュースでもすべてのがんのリスクと関連することが認められたそうです。
肥満は乳がんをはじめ多くの癌のリスク因子であることは知られています。当然砂糖入りの飲料を多く飲むと肥満のリスクも高まりますので、がんのリスクも高まるのは当然のことと思います。しかし、100%果汁ジュースでもすべてのがんのリスクと関連があるというのです。100%果物ジュースといっても、スーパーなどで瓶や紙パックに入って売られている果汁100%ジュースと、フレッシュなオレンジやバナナを自宅でジューサーでジュースにしたものでも同じ結果になったのかが知りたいところです。
フレッシュなフルーツを使ったジュースでもがんのリスクが高まるのなら、朝ご飯を食べずにフルーツと野菜のスムージーを飲むのもリスキーということになります。少なくとも、砂糖入りの飲料を大量に摂取するのは控えたほうがいいのは間違いありません。