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ストレスでも活性酸素が発生します

酸素を使ってエネルギーを産生している人間は、その過程でどうしても活性酸素が発生していまいます。少量の活性酸素は細菌などの殺菌などに貢献してくれますが、問題になるのは大量の活性酸素の発生です。活性酸素は細胞を傷つけるので、認知症、発癌、肌のシワ・シミなどの原因になります。
活性酸素を発生させる原因として、喫煙・飲酒・紫外線・マラソンなどのハードな有酸素運動などが有名です。あまりご存じないかもしれませんが、精神的なストレスでも活性酸素が発生します。ストレス時に分泌される抗ストレスホルモンのコルチゾール(C21H30O5)は、コルチゾン(C21H28O5)という前駆物質から必要に応じて合成されますが、化学式で水素(H)の数が増えていることから分かるように、この過程で触媒である酵素の働きにより、水分子(H2O)から水素を奪います。このため、水素を失った水分子(H2O)がヒドロキシルラジカル(・OH)となるのです。 ヒドロキシルラジカルは最も反応性に富んだ活性酸素で、およそ100万分の1秒という極めて短い時間で周囲のものを酸化させます。
精神的肉体的ストレスを軽減させることがなかなかできない場合は、活性酸素を処理してくれる抗酸化物質をしっかり摂取する必要があります。ビタミンC、ビタミンE、カロチノイド、αリポ酸、グルタチオンなどがお勧めです。高濃度ビタミンC点滴も活性酸素処理に有用です。