白内障の予防

高齢になると殆どの人が白内障になります。白内障は世界の失明の原因の第一位です。白内障とは、水晶体が白く濁って視力が低下する病気です。水晶体とは、カメラのレンズのようなはたらきをする目の組織で、外からの光を集めてピントを合わせるはたらきを持っています。本来は透明な組織ですが、白内障では白く濁ってしまうため、集めた光がうまく眼底に届かなくなり、視界が全体的にかすむ・視力が低下する、などの症状がでてきます。
白内障の原因としては紫外線、糖尿病、ステロイド治療、外傷などが有名です。紫外線や高血糖（糖化→ＡＧＥという最終糖化産物が活性酸素を発生させます）は活性酸素を発生させて水晶体を変性させます。ですから、予防としては紫外線対策や抗酸化アプローチが重要になってきます。栄養アプローチ的にはビタミンＣの内服やビタミンＣやグルタチオンの点滴が有効です。これからの季節は紫外線が強い時期なので、紫外線対策や抗酸化アプローチをしっかり行ってください。