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ジャンクフードで精子の数減少

米ハーバード大学の研究チームが、ハンバーガーやピザなどのジャンクフードばかり食べている男性は、魚や野菜を中心とする健康的な食生活をしている男性に比べて、精子の数が平均で2560万個少ないという調査結果をオーストリアのウィーンでこのほど開かれた欧州生殖・胎生学会の年次総会で発表しました。当然の結果で何をいまさらという感じではあります。精子の材料は当然栄養ですが、精巣機能維持するためにも栄養は欠かせません。タンパク質、亜鉛、オメガ3脂肪酸、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンEなどが重要な栄養素です。
この研究チームは「欧米諸国ではこの数十年間で、精子の数が減り続けている」とも指摘しています。北米と欧州、オーストラリア、ニュージーランドの男性の精子の数は、2011年までの40年の間に59%減ったという報告もあるそうです。先進諸国はどこも似たような食生活になっているので、世界的に男性の生殖能力が低下しているということになります。
文明は進化しても、人間の身体の仕組みは今も昔も変わりません。加工食品に頼らず、肉、魚、卵、野菜などを調理して食べるという昔ながらの食事に戻す必要があるのではないでしょうか?