妊娠するのに欠かせない栄養・エネルギー

卵管、卵子、精子などに目立った異常がないのに妊娠しない場合、原因不明不妊症もしくは機能性不妊症と診断されます。しかし、原因不明不妊症の大半は栄養欠損が原因です。産婦人科医には栄養不足で妊娠できないという認識がありません。また貧血の是正にもあまり積極的ではありません。特に不妊治療をメインにしているところでは、体外受精や顕微授精をしないと仕事になりませんので、原因不明不妊症の対しても積極的に高度不妊治療を行います。
性ホルモンを作る、ふかふかの子宮内膜を作る、精子を作るにもすべて栄養が必要です。また受精するにはエネルギーが必要ですが、エネルギー産生にも栄養が必須です。実は、体外受精や顕微授精を何度しても成功しない場合も、栄養欠損が影響していることが多いです。
子宮、卵管、卵巣に問題があって自然妊娠できない場合を除き、まずは原因不明不妊症に対しては栄養療法を行うべきだと考えています。ある程度の期間しっかりと栄養摂取すれば多くの方は妊娠可能です。また妊娠前に栄養レベルを高めておくことは赤ちゃんの将来のためにもつながります。
原因不明不妊症と診断された方、体外受精や顕微授精をいくらうけても妊娠しない方は是非分子整合栄養医にご相談ください。