大人の皮膚炎

幼少のころはアトピー性皮膚炎にはなっていなかったのに、大人になってから皮膚炎を発症する人が結構います。皮膚科に行くと当然ステロイド軟膏を塗るように言われます。成人発症の皮膚炎は、皮膚のバリア機能の低下やある物質との接触（かぶれ）によるものが多いように思います。皮膚のバリア機能の低下が原因ならば、ステロイドを塗ると皮膚萎縮という副作用があるのでよけに皮膚のバリア機能が低下してしまいます。
衣類の洗剤、柔軟剤、化粧品、カラーリングなどがかぶれの原因になりやすいです。また水道水も塩素がきつい場合は、入浴で悪化する場合もありますが、シャワーヘッドを浄水タイプに変更して湯船につからなければ皮膚炎がよくなる人も結構います。
接触性皮膚炎（かぶれ）の場合は、原因物質に接触しないことが一番の治療です。皮膚のバリア機能が低下している場合は、タンパク質・ビタミンＡ・ビタミンＤ・鉄などで皮膚を健全にすることも重要になります。