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今年のNHKの大河ドラマ「いだてん」に、東京高等師範学校の校長である加納治五郎先生が登場しますが、加納先生が柔道の創始者です。加納先生の教えに、「精力善用 自他共栄」なるものがあります。精力善用とは、自分が持つ心身の力を最大限に使って、社会に対して善い方向に用いること。自他共栄とは、相手に対し、敬い、感謝をすることで信頼し合い、助け合う心を育み、自分だけでなく他人と共に栄えある世の中にしようとすることです。
日本一の秀才が集う神戸の灘中学校は、加納治五郎の愛弟子である真田範衛先生が初代校長として就任されています。灘の校是も今日のタイトルと同じく「精力善用 自他共栄」だそうです。灘のHPには、「加納治五郎は真田範衛と並ぶ事実上の灘中学校の創立者である。」とも書かれています。
最近いろいろな事件がよくおきていますが、加納先生の「精力善用 自他共栄」という教えは、今の時代に特に必要ではないかと思っております。