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スペインの研究チームが、若い男性にナッツ類を摂取させたところ、精子の数と質が「著しく」改善したと、報告しています。この実験では18~35歳の男性119人を2つのグループに分け、1つ目のグループにはアーモンド・ヘーゼルナッツ・ウォルナッツを一般的な「欧米風」の食事に毎日60グラムかけて食べさせ、もう一方のグループにはナッツ類のない食事を取らせたそうです。そして、この実験を14週間続けた結果、ナッツ類を摂取していた男性の精子の数や運動の質に顕著な改善が見られたそうです。また、ナッツ摂取群の男性の精子のDNAの断片化の程度が著しく減っていたそうです。DNA断片化とは、精子に含まれるDNAが損傷してしまうことで、胚発生の低下や流産率の上昇と関係します。
ナッツ類には、オメガ3、ビタミンE、葉酸、セレン、亜鉛などの栄養素が豊富に含まれていますが、別の研究でも、オメガ3、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質、セレン、亜鉛、葉酸が豊富な食事をすると精子が改善したことが確認されていますので、スペインの研究結果と一致しています。
精子の数・質を改善させたい方は、ナッツ類を意識して食べる、もしくはEPA&DHA(オメガ3)、ビタミンE、セレン、亜鉛などのサプリメントを摂取することをお勧めします。