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対症療法vs根治療法

起立性調節障害で大きな病院に通院している患者さんが、症状が改善しないためgdmクリニックに相談に来られることは少なくありません。昇圧剤を処方されている方、頭痛に対して痛みどめを頓服的に処方されている方、薬は処方されずに採血だけされている方、など様々です。一つ言えるのは、根本的な治療をみなさん受けておらず、症状に対して薬を処方されているのみです。
頭痛や腹痛に痛み止め、高血圧に降圧剤、痒みに免疫抑制剤、これらは症状を抑えるだけの治療なので対症療法といいます。根本的な原因を探らないので(探り方を知らない)当然根本的な問題解決を図ることは無理です。また保険診療の制約上、保険適応になった薬しか処方できません。栄養療法は、まず原因を探ります。症状が同じでも原因が違うことは多々あります。原因が栄養欠損ならば、栄養アプローチをして細胞レベルでの栄養状態を是正すれば、代謝が正常化し症状が根本的に改善されます。
対症療法の保険診療なので費用は安いですが、症状が改善しなければ意味がないばかりか、生活の質が落ちますので経済的な損失は小さくありません。栄養療法は自費になりますが、起立性調節障害に関して言えば数か月から半年くらいで多くの方は症状が改善します。しかも対症療法でなく根治療法なので最終的には通院しなくてよくなります。長い目で見れば根治療法の方が経済的だと思います。薬による対症療法に疑問をお持ちの方、根治を目指したい方は是非ご相談ください。